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今回は協力型のボードゲーム『The Grizzled (グリッズルド)』です。


このゲーム、結構マイナーなんじゃないかなと思います。




僕は普段、新しいおもしろいボードゲームしたいなーと思ったとき、

「ボードゲーム おすすめ + ジャンル + プレイ人数」

などでウェブ検索して探したりするのですが、

このゲームをおすすめしているサイトは見たことがないです。
(さすがにタイトルで検索すればいくつかでてきますが)




それなのにどうしてこのゲームに巡り合ったのかというと…

近くのボードゲームショップをうろついていた時のこと。


売り場に「クリスマス福袋」としてボードゲーム4~5個のランダムがセットになった袋が。

こういう運任せなの好きなので、即買い(笑)

その中に入っていたものの1つです!


入っていた4つのうち、パッケージから一番おもしろそうだなぁと感じたこの「グリッズルド」。

やってみるとすごくおもしろかったので紹介します!



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2~5人でプレイ可能な、協力型のゲーム。
一回のプレイ時間は約30分ほど。

プレイヤーはそれぞれが兵士となり、協力して戦争を生き抜くゲームです。


戦争が題材のゲームですが、戦うわけではありません。

このゲームの目的は、平和が訪れるまで仲間全員で生き残ること。


ですが、戦場では様々な脅威や苦難が襲ってきます。

それらの試練をみんなで乗り越えて、全員で平和が訪れる時まで耐えるのです。

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もうこの設定だけでかなりいい感じですよね!

戦争が題材でも、

『みんなで協力して生き残り平和を迎える』というのが勝利条件になっているというところ、

実在した人物や実話をもとに作られているゲームということもあり、

戦争のリアルへの作者のこだわりも感じられます。





では簡単にゲームの流れを。


各プレイヤーは、グリッズルドのカード(グリッズルドは年老いた兵士という意味らしい)から1枚選び、幸運のお守りが描かれた面を表にし自分の前に置いておきます。
これが自分のキャラです。幸運のお守りはキャラそれぞれで違い自分のターンに発動できる能力です。


サポートタイルを3枚ずつ受け取り、スピーチトークンは適当に場に置いておきます。


そして、試練カードという59枚のカードのうち、

25枚を平和カードの上、残りを記念碑カードの上に置きます。


この平和カードの上に置かれたカードが、これから乗り越えていく試練

記念碑カードの上に置かれたカードが、チームの残り士気を表しています。


これで準備は完了。

こんな感じ。
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ゲームスタート!


まず親プレイヤーは試練の山から、プレイヤー全員に同じだけカードを配ります。

配る枚数は自由です(初回は3枚以上ずつ)。




配り終えたら親から順番に手番を行います。

手番にできることは、次の4種類のうちいずれか1つの行動。

①手札をプレイ
②幸運のお守りを使う
③スピーチを行う
④撤退する



最初は、手札をプレイしていくことになります。


カードには6種類の脅威「マスク・弾丸・笛・雪・雨・夜」と、

様々な苦難(ゲームに不利な特性やトラウマ)が書かれています。


脅威のカードは場に出し、苦難のカードは自分の前に出していきます。


脅威は同じものが3種類そろわないように、
苦難は自分が4つ抱えないように出していく必要があります。





脅威がたまってきたら、幸運のお守りを発動することもできます。
これは自分のキャラカードに書かれている種類の脅威のカードを、場から一枚取り除くことができます。
ですが、一度使うと回復するまでこの効果は使えなくなります。
使った場合はそれを表すために、キャラカードを裏返します。


ゲームを進めていくとこんな感じ。

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この状態だと、マスクと夜の脅威は2つでているのでもう出せない状態です。

苦難のカードは出ている限り、その効果を発動しつづけます。




こうして順番に手番を回していき、なるべくカードを出し切り撤退することになります。
撤退時には、サポートタイルを1枚選びキャラカードの上に置きます。




全員が無事撤退したらミッションは終了。(※カードを配ってからここまでの一連をミッションといいます)



ミッションが終了すると次はサポートタイルの処理を行います。


サポートタイルには右や左などが書かれているので、

右の場合自分の右側のプレイヤーに渡す。など、それぞれタイルを該当のプレイヤーに渡します。


ここでサポートタイルを一番多く集めたプレイヤーは、

自分の前に出してある苦難を2つ取り除くか、幸運のお守りを回復することができます。




サポートタイルの処理後、

全員の残り手札の合計数と同じ枚数のカードを士気の山から、試練の山に移します。



そして親だったプレイヤーは場からスピーチトークンを受け取ります。

ここで得たスピーチトークンは次のミッションから使うことができます。
(脅威の種類を一つ宣言すると、他プレイヤーは手札にその脅威の書かれたカードがあれば1枚捨てることができるという効果です。)



親が移り、また次のミッションをスタートします。


ゲームは、試練の山と全員の手札を0にして平和な日を迎える【勝利】か、
士気が尽きて記念碑となってしまう【敗北】まで続きます。


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文字で書くとちょっとややこしくなって、イメージしずらくなったような気が…(泣)


ようは士気が尽きるまでに、効率よく試練を克服していくという感じです。






僕は2人でやって2回目で無事平和を迎えることができました!

チームでの連携が勝利のカギになるので、人数が少ないほうが楽なのかもしれません。




また、最初に試練の山の枚数を変更することで難易度の調整ができるので

慣れて物足りなくなってきても調整することができます。






マイナーだけどおもしろい協力型ゲームがやってみたい方や、

家族やカップルで、是非プレイしてみてはどうですか?




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