製作国: 日本
製作年: 2016年
ジャンル:ドラマ・恋愛
【評価】8/10
★★★★★★★★☆☆
【あらすじ】
石田将也(いしだしょうや)はクラスの中心的キャラで、毎日イタズラや危険な遊びばかりするやんちゃな小学生。ある日、西宮硝子(にしみやしょうこ)という女の子がクラスに転校してくる。彼女はスケッチブックを使って自己紹介をし、「自分は耳が聴こえない」ということを説明した。将也はそのことを面白がり、硝子にいたずらをするようになる。やがてそれはクラス全体が関わるいじめへと発展していき、硝子はまた転校することに。いじめの主犯として追及された将也は、今度はいじめられる側になってしまう。それから5年後、高校生になった将也はずっと気がかりだった硝子に会いに行く。
【感想】
ネタバレなしでの感想を書いていきます。
『聲の形』
いろんなところでよく見かけてましたが、初めて映画を見てみました。
まずタイトル…そもそも読み方がわからない人も多いのでは?
あまり見ない字なので僕も最初なんて読むかわかりませんでした(笑)
『こえのかたち』と読みます^^
この映画、結論から言うとすごくよくできた作品だと思います。
学生時代を経験したすべての人におすすめです。
障がいをテーマにした作品って、
結構障がい者優位で、周りの人が理解してあげないのが悪い。
というような描かれ方をされることが多いのではないかと思いますが、
『聲の形』は全然違いました。
西宮硝子は難聴者で、みんなと声でのコミュニケーションはできません。
物語は、元いじめっこの石田と難聴者の西宮をメインとして進んでいきますが、
この映画で描かれているテーマは、
「障がいがある人とどう付き合うか」ではなく、
もっと普遍的な「人と人との関わり」だと感じました。
小学生のときに誰しもが見たり経験してきた、
「実際に普通にありそうな状況」の中での他者との関わり方
そして、高校生になって振り返ったときに初めて気づく自分の課題。
石田、西宮を中心としたみんなで向き合っていきます。
この映画を見て初めて気づかされることも多く、
見終わったあと、自分はどうだっただろうかと考えさせられる作品です。
ぜひ見てみてください。
映画を見た後、原作の漫画も読んでみました。
映画は基本的に主人公石田目線で進むため、石田の心情はよく描かれていましたが、
他のメンバーについては端折られてしまっていたので
深くわからない部分がありました。
漫画では各人の心情が描かれているので、
「あーなるほど、この人はこう考えていたのか」と納得できる部分も多かったです。
その他、みんなで一致団結していく過程なども丸々省略されていたので、
ぜひ映画を見たあとは漫画も読んでみるのをおすすめします!
漫画は全7巻で完結する短めの作品なので、時間がなくてもすぐ読めますよ!
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